成人式前撮りのネイルってどうしたらいいの?
せっかくの晴れ着姿!指先まで美しく仕上げよう
人生で一度しかない20歳の記念に残す成人式の前撮り写真、洋服にはない色使いや柄があしらわれた特別な衣装「振袖」を身にまとい、普段とは違うばっちりフルメイクで、ヘアスタイルも着物に負けないよう華やかに作り込み、立派な草履を履いて臨みますよね。まさに、頭の先から足の先まで、今まででいちばん可愛くて美しい仕上がりにして、後悔のない一枚を残したい!と、多くの人が望んでいることでしょう。でも、せっかく完璧に作り込むというなら、爪の先にまでこだわらなければもったいないと思いませんか?
もちろん、爪に何もしていない状態でも決しておかしくはありませんが、手先は振袖から唯一露出する部位のひとつになるため、まったく見られない箇所というわけでもありません。前撮りではアップの写真や手元の写真も結構撮られたりしますので、爪もしっかりと写真に残ります。それゆえ、イクステンションやアートなんかはしないにしても、最低限のネイルケアはしておけば良かった、と後悔する人は少なくないと言います。
普段からネイルを楽しんでいる人はもちろん、マニキュアさえあまり塗らないというネイル初心者さんも、華やかな振袖に合わせたネイルで、ぜひ指先までしっかりと特別な日を意識した装いに仕上げましょう。
色やアイテムを振袖に合わせたシンプルなネイルがおすすめ
一昔前は、和装のときにはアクセサリーやメイクなどは控えることが一般的でした。特に、独身女性だけが着ることを許された「振袖」は、若々しさの象徴でもあり、1着に10種類以上、多いものでは30~50種類もの色を使用した絵柄が刺繍や染めで描かれており、とても派手な衣装になっています。
そんな振袖の華やかさを邪魔することなく、それでいてその上品さやエレガントさを強調できるネイルデザインと言えば、やはり控えめでシンプルなものがおすすめです。
たとえばストライプやエスニック調の派手なアートを施したり、ストーン埋め尽くしなどのキラキラ輝くネイルは、振袖に合わせるとかなりちぐはぐな印象になってしまうため、避けた方が無難。フレンチやワンカラーなど流行り廃りのないデザインで、カラーは振袖や小物に合わせるか、自爪の色に近いピンク系やベージュ系を選ぶのが良いでしょう。
覚えておきたいネイルの種類と特徴
「ネイル」と一口に言っても、「チップ」「ジェル」「ポリッシュ」など、サロンには実に様々なメニューがあるため、それぞれどんな違いがあるのかよく分からない、という人もいるのではないでしょうか。ここでは、成人式の前撮りにおすすめの、ネイルチップ、ジェルネイル、ポリッシュについて、それぞれ特徴と注意点についてご紹介いたします。どの方法を選んでもメリット・デメリットがありますので、ご自身の好みや予算、サロンに行くのかセルフでやるのかなど様々な点を考慮し、検討してみてくださいね。
ネイルチップの特徴と注意点
ネイルチップとは、あらかじめ爪の形になっている透明なチップを、さらに自爪に合わせて削り、好きなカラーを塗って装着するというものです。サロンにお願いすれば4,000円~9,000円くらいかかりますが、既製品を購入するよりオリジナルデザインを楽しむことができますし、グルーと呼ばれる接着剤を用いて強力に接着してもらえば、剥がれてしまう心配もありません。チップも自爪に合わせてキレイに削ってもらえるため見栄えが良く、また施術時間を節約したい場合には後日取りに行くということもできるのが特徴です。
セルフでやる場合には、あらかじめデザインされたチップと接着用の両面テープを購入し、ネイルファイルなどで削ってチップのサイズを合わせれば、直ぐにネイルを楽しむことができます。費用も全部で1,000円~2,000円くらいとかなりリーズナブルなのが嬉しいですね。ただし、ネイルサロンのように業務用のマシンを使うことができないため、チップを削る作業はかなり手間になります。それでも、サイズが合っていないと見栄えが悪くなるだけでなく、自爪や爪の周りの皮膚を傷付けてしまうこともあるため、慎重に、丁寧に行わなければなりません。
また、両面テープによる接着は、刺激に弱く剥がれやすいというデメリットもありますが、グルーのように溶かしてオフする必要がないため、ネイルチップを傷めることなく何度も再利用することができるというメリットもあります。
- ネイルチップのメリット
- 両面テープによる接着の場合、記念として手元に残しておくことができる
- サロンでオフしてもらうという煩わしさがなく、家で簡単に外すことができる
- 経済的負担が少ない
- 爪への負担が少ない
- ネイルチップのデメリット
- 両面テープによる接着の場合、刺激に弱く剥がれやすい
- グルーによる接着の場合、チップを再利用することが難しい
ジェルネイルの特徴と注意点
ジェルネイルは、軽く表面を傷付けた爪の上に特殊なジェルを塗り、専用のLEDまたはUVライトを当てて硬化させることを何度も繰り返すことで、ぷっくりと厚みのあるつやつやのネイルを作ることができます。ネイルチップのように接着するわけではないため、「外れる」という感覚がありませんし、衝撃にも比較的強く、よほどのことがない限り割れたり欠けたりすることなく、3週間から4週間はきれいな状態を維持することができます。
相場は一回の施術につき6,000円~12,000円と比較的高額ですが、スワロフスキーやスタッズ、パール、シェルなど、凹凸のあるパーツをたくさん乗せても取れにくいうえ、着け心地も軽く違和感を覚えにくいことから、幅広い世代の女性にもっとも支持されているメニューのひとつです。
ただし、セルフでやるにはやや難易度が高く、専用のキットと多少の専門知識・技術が必要になる点、きちんと施術・オフしないと自爪を傷める可能性がある点など、デメリットもいくつかあります。特に、仕事や学校などの都合で、直ぐにネイルをオフしなければならない人などは、ジェルネイルは不向きと言えるでしょう。反対に、しばらくネイルを楽みたいという人や、サロンに通うのが好きな人には向いているメニューです。
- ジェルネイルのメリット
- 3週間から4週間はきれいな状態を維持することができる
- 強度が高く、多少の衝撃では割れたり欠けたりしない
- 凹凸のあるパーツをたくさん乗せても取れにくい
- 着け心地が軽く、違和感を覚えにくい
- ジェルネイルのデメリット
- 自爪を削って乗せるため爪に傷が付く
- セルフでやろうとすると爪を傷める可能性がある
- 気軽に外すことができない
- 値段がややお高め
ポリッシュの特徴と注意点
ポリッシュは「マニキュア」と呼ばれることもありますが、どちらも爪に専用のカラー剤を塗布することを意味しています。マニキュアやそれをオフする「リムーバー」と呼ばれる薬液は、ドラッグストアやコンビニ、100円ショップなどどこにでも売っているうえ、甘皮処理などを行うことができる簡単なネイルケアセットやベースコート・トップコートなどを買い揃えても、予算は500円~1,000円程におさまるため、ポリッシュはセルフで気軽に楽しんでいるという人が多いかと思います。最近ではセルフネイルグッズもかなり進化を遂げ、ネイル用速乾剤やファンといった便利アイテムや、美容成分入りで爪に優しい除光液なども充実していますから、昔のように自然乾燥でマニキュアがよれてしまったり、リムーバーで爪が白く変色してしまうなんていうトラブルも少なくなりました。
ただ、やはりそうはいってもプロのネイリストに塗ってもらうとツヤや持ちは全然違います。ネイルサロンのポリッシュは一回の施術につき約3,000円~5,000円程かかってしまいますが、面倒な下準備は必要なく、美しい仕上がりで、カラーも豊富に取り揃えられており、耐久性も高まるとなれば、とてもお手頃な料金設定だと思います。
- ポリッシュのメリット
- 手軽にオン・オフできるため、セルフでも充分に楽しむことができる
- 値段がお安め
- ポリッシュのデメリット
- きれいな状態を維持することができるのは約1週間ほど
- 凹凸のあるパーツを乗せても取れてしまうことが多い
成人式前撮りにおすすめのネイルデザイン10選!
ここでは、成人式前撮りにおすすめの数あるネイルデザインの中から、選りすぐりの10点をご紹介いたします。ぜひご参考になさってみてくださいね。
ワンカラー×スタッズネイル
グレージュ系の大人っぽいカラーにワンポイントとしてスタッズを乗せたデザインは、シンプルだけどオシャレなネイルデザイン。振袖に合わせてスタッズをシルバーに変えたり、丸や三角の形のものにしてみるのもいいかも知れません。
ワンカラー×同系色スワロネイル
ワンカラーに同系色のスワロフスキーを置くことで、ワンポイントになりながらも派手にならない上品な仕上がりになりますね。着物の色に合わせて色々なカラーで試せるのも◎。
ラメグラデーションネイル
やさしく上品なキラキラ感が魅力のラメグラデーションは、オフホワイトやピンク系などシンプルなカラーがおすすめ。気分によってストーンを乗せてみてもいいですね。
フレンチ×シンプルアートネイル
シンプルなネイルデザインと言えばフレンチネイル。1本だけアートを入れても派手にならず控えめに仕上がるのが魅力です。気分によって石を乗せたり、ラメラインを入れても可愛くなりますね。
ヌーディーカラー×ラメラインネイル
トレンドの先端ラメラインはヌーディーカラーとあわせるととても上品でエレガントな印象になりますね。気品漂う振り袖姿にぴったりのデザインです。
お花の3Dネイル
3Dネイルはやり過ぎるとかなりゴテゴテした印象になってしまいますが、控えめカラーと組み合わせることでゴージャスでありながらお淑やかな雰囲気も漂う大人デザインになりますね。
ニュアンスネイル
流行りのニュアンスネイルも、ピンク系やベージュ系のシンプルなカラーと組み合わせることで目立ち過ぎず大人っぽい印象になりますね。
シンプルなツイードネイル
人気のツイードネイルは色を多用せず透け感のあるカラーで仕上げると主張し過ぎず、振袖を着ても違和感のないデザインに仕上がります。
ヌーディーカラー×控えめシェルネイル
角度が変わるたびにきらきらと色が変わるのが可愛いシェルネイルは、ヌーディーカラーのグレージュやパープルに合わせて先端に乗せると、シンプルでありながらゴージャスさも忘れない存在感のあるネイルデザインになりますね。
ボルドー×和風アートネイル
オシャレ上級者におすすめしたいのが赤やボルドーのネイル。振袖の柄やメイクによってはかなり映えるカラーになっています。和柄アートで遊び心を出してみるのもいいですね。